本田圭佑の所属するミランは4日、ホームでキエーボと対戦し、2-0で勝利した。
その勝利に貢献した本田圭佑は直接FKを突き刺し、ミランは4戦ぶりの勝利と
なった。
試合を優位に進めながらも、前半をスコアレスで折り返したミランだが、迎えた
後半9分、やはり本田からの攻撃でミランに先制点が生まれた。右サイドを突破
した本田がクロスを上げると、これはDFにカットに遭うが、浮き球となってこぼれ
ると、MFサリー・ムンタリが左足ダイレクトで合わせ自身のセリエA通算250試合
出場を祝うゴールで試合を動かした。
さらに後半33分、ミランはFWステファン・エル・シャーラウィの突破からFKを
獲得する。本田圭佑は本来であれば右利きの選手が狙うポジションだ。実際、
ゴールに飢えた猛者たちがボールに群がる。だがそれを制し、ボールを蹴った
のは、一番最初にボールに向かい、ボールを離さなかった。
背番号10の左足から放たれたボールは壁を越えてゴール左隅に決めた。
我を通して今季4点目を奪った本田はセリエAでは初のFK弾となった。
開幕連勝と好スタートを切ったミランだが、第3節でユベントスに敗れると、
その後2戦は連続ドロー。やや足踏み状態が続いているが、過去の対戦成績
がいいキエーボに勝利し、今後もこの調子を維持したいものだ。
しかし本田のプレーは生き生きし、チームの試合運びを変える存在になっている。
現地でも背番号10への期待はますます高まっており、日本の高プレイヤーとして
頑張ってもらいたいものだ。